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平成26年度商業・商店街振興助成金事業

新鮮組見本市

 岩国市では平成18年度から新体制のもとで中心市街地活性化基本計画の策定に向け、中活協議会および街づくり会社を設立し、様々な事業計画を立て、岩国の街づくりに取り組んできた。JR岩国駅や駅前広場、中心商店街を包括する中活指定市街地における各団体の活動は、20年後、30年後の暮らしを形成する素地となるものであり、より多くの地域住民や団体、行政機関、商店街が密接に連携を図ることが重要になる。本事業はこうした背景の中で、商店街振興組合が主体となり駅前地域をフィールドにして取り組んだものである。

 平成21年から継続している路上朝市「軽トラ新鮮組!」は岩国駅前、また中通り商店街の風物として定着してきた。一つのテーマに沿って発展的な試みを続けることによって、地域社会における安全・安心な野菜の提供と消費、地産地消の推進、商店街の賑わいと話題の創出、空き店舗の活用、街のリーダーシップとなる人材の育成など、多岐にわたる効果が見られていて、実践的な街づくりの手法として評価されている。

 本事業では、これまで培ってきた軽トラ市のノウハウを最大限に活用し、街の新しい流通商業、また新たな商店街の役割を模索するためのニーズ調査、実験的な試みを行った。これにより空き店舗の活用や賑わい創出、地産地消の促進、地域住民の岩国に対する地元意識の醸成を図り、商店街の将来性を検証できた。